2010年の音源第一弾GLAY NEW DIGITAL SINGLE 『Apologize』のジャケットを制作して頂いたデザイナー鈴木さんに作品について色々お聞きしました。鈴木氏はGLAYの作品、「VERB」「Ashes.EP」「鼓動」「100万回のKISS」etcのジャケットデザインやまたツアーグッズのパンフレット、カレンダーなどのデザインをして頂いてるメンバーとも親交が深い方です。
─作品作りの上でのメンバーの印象は如何でしょうか?

鈴木さん(以下S):メンバーひとりひとりのヴィジョンやイメージがいつもちゃんとあって。 作品作りの中でメンバーは常に何かヒントを発信してくれている気がします。?
僕はそのヒントを整理して、そこからいかに“今のカッコいいGLAY感”をヴィジュアル化できるかを意識しながら作品づくりを心がけています。

今回のApologizeのデジタルシングルのジャケットをデザインして頂いたのですが初めに曲を聞いた時の印象はどうでしたか?

S:初めに曲を聴いたときの印象は懐かしい風景が広がっているような…暖かさと切なさみたいなものが同時に押し寄せてくるような感覚でした。

ジャケット決めの打ち合わせの際最終的なジャケット案はTERUの意見である旅行かばんのイメージで方向性が定まったそうですがその意見を聞いた時にどう感じましたか?

S:TERUさんから“歌っててうかぶイメージなんだけどね”って切り出されたのでこれ以上ないリアルだと思って素直に聞きました(笑)。
もともと自分の中にも旅立ち的解釈も、楽曲に対して持っていたので、TERUさんの意見によってより明確にヴィジュアルが固まった気がします。

最後になりますが今回のジャケットの鈴木さん的に一番こだわった箇所はどこでしょうか??

S:Apologizeという曲が聞こえてきそうなヴィジュアルであるかどうかというポイントを大事にしました。
曲を聞いたときに“感じるもの”は人それぞれなので、それをヴィジュアルとして押し付けるのではなく…
“答えが出そうで出ない感じ”みたいに表現できればいいなと思って作りました。