1曲目mix完了!

2010/5/21 23:09

いよいよ本日よりオリジナルアルバムのmixの確認作業が始まりました。この作業は基本的には一日一曲のペース
で行われ、メンバーもエンジニアも一曲入魂でその日のmix作業を進めて行きます。

エンジニアの競氏はmix確認スタート前に
「毎回mixの初日は一番緊張する」と漏らしておりました。
しかも本日の作業曲は今回のアルバムのコアとなる曲ですので一回聞いて「はいオッケー」とはメンバーは言いません。

まず競氏がmixした音源をメンバーが2,3回聞き直す所からmix確認作業は始まるのですが、
曲を聞き終えたTERUが
「ギターの音が大きすぎない?」と一言。
その一言をきっかけにTAKUROが
「たまにボーカルをくってる所があるよね。あとSAXの音がばらついてる」と返します。
そこからまたTERUが
「あと(曲の)頭のベースがぐっと来ないんだよね。rough mix(音を録った日に仮でmix作業をしたもの)の方が良かったんじゃない」と付け加えると、
JIROが「俺は逆に今回のmixの方がPOPな感じがが出てていいんだよね。
曲の世界観が伝わってくると思う」と反対の意見が出て来ます。
そこでHISASHIが沈黙を破り
「作り手と、歌い手の捉え方の違いだね」と発するとその2者の中間点を探そうという事になり、そこから再度mixの直しへと
入って行きます。

そのmix直しが終わると次ぎに曲の途中でブレイクする部分があるのですが、JIROから「拍数的には合ってると思うけどその部分の尺の微調整をするのはどうだろう?」という提案が入ります。
TAKUROからも「若干短くしたら良さそうだね」と意見があり、凄く細かい微調整になるのですが、佐久間さんにも相談し一拍短くする事になりました。
短くする方法もエンジニア競氏とメンバーと佐久間さんで試行錯誤し調整を行いました。

会話は本日の作業中の会話の一部抜粋ですが、こういったディスカッションを経て曲が完成していきます。
ディスカッション中のメンバーの意見はたまに抽象的な表現で伝えられますが、それを忠実に汲み取り実行してくれる競氏とプロデューサーの佐久間さんに全幅の信頼を置いてるからこそ成り立つGLAYのレコーディングなのです。

mix確認の日々はまだまだ続いて行きます。